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Satellite with Macintosh
衛星通信再開へ
あれはいつごろだったろうか?ローカルの先輩に教わって初めて利いたドップラーを伴った信号音。あれは確かAO-10でしたか。今でもあの信号と感動ははっきりと脳裏に残っています。それ以来、衛星通信からは遠ざかっていました。でも心の底ではいつの日か再開したいと考えていました。
最近のPhase III(後のAO-40)の打ち上げ成功のニュースでハム界でも久々にサテライトの話題が盛り上がるようになってきました。私もそれに刺激されて久しぶりにやって見たいと思うようになりました。
AO-10の当時は自分で厚紙を切り抜いて、正座早見表のごときチャートを作り衛星の到来を予測したことを記憶していますが 、それからすると現在はインターネットによって即座に衛星情報が得られるし、おまけにアンテナの方向と仰角の自動追尾、更にはドップラーによる周波数変位の自動制御等、隔世の感があります。さしあたってはいろいろな情報と雰囲気を感じるために JAMSATのメーリングリストjamsat bbに加入しました。なかなかアクティブなML で多い日で30通位は配信されてきます。
ハードの準備
再開に当たっての準備として、いろいろなモードがある中、取りあえず430と144を主体するとしてトランシーバーはこんなこともあるかな?と買ってあったFT-847がやっと役に立ちます。アンテナは430用には昔使っていたナガラの30エレカーテンビームと予備にオークションで手に入れたマスプロウエーブハンターの15エレX2を準備しました。144はローカルから貰ったマスプロの11エレスタックを用意しました。それらを八重洲のG5500で方向と仰角をコントロールしようとと思います。
ソフトはなにを?
制御ソフトは愛用のコンピュータがMacということでMacDoppler PROを使うことにしました。これはシンプルですがなかなかのすぐれ物のシェアウエアでこれでドップラーシフトの制御とローテータの制御が可能です。
初期の計画はこんな感じで進めていますが、現在上がっているログぺリでもFM衛星等の受信は十分可能で、JAMSATのウエブページから情報を入手して、それに基づいてアンテナを向けて待ち受けているとやがて聞えてきます。
計画から実現へ
厳しかった冬も時折穏やかに思え、屋根の雪が作業には危なくないほどになったろ、アンテナの工事をやりました。初期の計画通り144MHzは11エレ八木X2を水平偏波で、430MHzは30エレカーテンビームを垂直偏波でトップが7m程の屋根馬にセットしました。ローターは八重洲(現バーテックススタンダード)のG5500と言う仰角と方向が一つに組み合わさった物で、将来のコンピュータによる自動制御に都合よく出来ています。その後430MHzのアンテナはマスプロの15エレ八木2X2垂直偏波に上げ換えています。
自動制御
MacDoppler PROはシリアルケーブル(クロス)で直結することによりFT-847を直接コントロールが可能です。更にインターフェイスを回してローターの自動制御も出来ます。このインターフェイスに八重洲のGS-232を使えば、コネクタで繋ぐだけでそれが可能なのですが、結構な値段がしますので当分は手動でも...と諦めていた所、ウェブからの情報で「STARS」(JA6SNK 平川氏設計)と言う秋月の「AKI-H8」を使ったI/FがどうやらMacでも使えると言うことを知り、それを自作することにしました。